
そして家庭教師に前向きになれる考え方
せっかく目標に向かってがんばろうと思っても、勉強できる環境でなかったり、遊びに誘う友人ばかりでは、間違った方向に進みかねません。
そうなったときに親が口を出すと、ますます子どもは反発し、親がいやがる方向に進も干渉していると悟られないよう、干渉するそうなる前に、いかに親が干渉するかが大切なポイントです。
子どもに干渉していると悟られないように、子どもの勉強する環境とつき合う友達を整えてあげるといいでしょう。
たとえば受験に力を注ぐ学校に入学させたり、しっかりと指導する信頼できる講師のいる塾や予備校に入れるのもいいでしょう。
あるいは、わが子がつき合うのにいいなと思う子どもがいたら、その親と積極的に仲良くなるのもいいでしょう。
親友というのは突然できるものではなく、何らかの共通体験や共有意識のある仲間から生まれてくるものです。
中学や高校になると、異性とつき合ったり、おとなが行くような店に通うことがかっこいいと思うグループができます。
そういう仲間に加わったら、自然と価値観も同じようなものになってしまいます。
私の周囲にはそういう友達はいませんでしたから、横道にそれることはありませんでした。
私が一緒に行動していた友人は、小学校時代に通っていた塾の仲間や、灘中高のクラスメイトです。
たまたまラッキーだったのではなく、今にして思うと、これもみな親が用意したものだったのでしょう。
勉強を続けていくには、意欲や好奇心などとともに、感情をコントロールしていく能力が必要です。
スランプに陥って、そのまま勉強嫌いになってしまう子どもがたくさんいます。
あるいは受験のプレッシャーにつぶされてしまうことも。
感情をいかにコントロールできるかによって、受験やその後社会に出て責任ある立場に立たされたときに、真価を発揮できるかどうか決まるのです。
しかし、感情のコントロールは独習できません。
自制心が強ければ感情をコントロールできるはずだと思いがちですが、それほど簡単なものではないし、子どもは修業を積み叱られても愛されているんだ、と思わせるでは、どうやって子どもは感情をコントロールすることを学んでいくのでしょう?それは、親との交流以外のなにものでもありません。
乳幼児精神医学の第一人者であるRは、感情の発達及び早期の子育てには、母子の間でうまく「情動のキャッチボール」ができていることがもっとも重要だといっています。
僧侶ではないのです。
子どもは感情をむきだしにしがちですが、ただそれだけでは成長していきません。
その感情を受け止める人がいてこそ、感情やそれをコントロールする力が育っていくし、また、他人の感情を察知することを覚えていくのです。
親子の情動のキャッチボールがうまくいくということは、要するに、子ども自身が、親が自分のことを愛してくれているとつねに感じている状態です。
笑っているときも怒っているときも、いつも親は自分のために何かをしてくれている。
言葉のしゃべれない乳幼児はもちろん、思春期になり親とあまりしゃべらなくなった子どもでさえ、いつもどこかで、親の愛を判断しているのです。
エムディの研究で、幼児に新しいおもちゃを与えるというものがあります。
そのとき幼児は、おもちゃに関心を示すよりも先に、まず母親の顔を見るそうです。
親が楽しそうにおもちゃを見ていると幼児はそのおもちゃで遊びだしますが、親が不安そうだったり怒った顔をすると、幼児はそのおもちゃでは遊ばないそうです。
つまり、子どもの関心や意欲は親が育てていくのです。
子どもの自信のなさは、親のせい心理学者のフロイトは、「確実に母親のお気に入りになっていた人間は一生征服者の感子どもが成長していくと、さまざまな愛を知ります。
友情という形の愛もあるし、やがて異性への愛にも目覚めていくでしょう。
でもそれらの愛は、何人かいる友人のひとりとしての愛だったり、いつか自分以外の誰かを好きになってしまうかもしれないという不安を兼ね備えた愛だったりします。
ところが、ひとつだけ独占できる愛があります。
それは、親から子どもへの愛です。
親の愛に限っては、兄弟が何人いても、それぞれに「自分を全力で愛してくれている」と感じられるのです。
この親の愛情は、子どもに安心感を与えるとともに、自分を信じられるという強い自信を育んでいきます。
親の愛情を一身に受けて育った子どもは、その後何らかの理由で孤立したり愛を得られない状況に陥っても、強い自信と安心感を持って、自分の信じる道を歩き、しばしば本当の成功を引き起こす原因となる、自分は成功するのだという確信を持ち続ける」と、語ったことが伝記に記されています。
フロイトは、幼い頃から母に溺愛されて育ちました。
精神分析の祖として名を馳せた彼は、かなりの自信家だったという評判です。
彼は自身のその特性を、母親の愛情により培われたものだと分析したのでしょう。
親の愛情は、子どもにとっては、成長過程における最大の栄養ともいうべきものです。
それは感情のみならず脳や知性にも、たくさんの栄養となって吸収されていくのです。
そして、思春期の不安な時代をのりきり、いじめにあっても屈しない、強い力となっていきます。
プレッシャーが次々と襲いかかる受験期も、社会に出て重大な決断をしなくてはならない正念場においても、親から愛されることで得た自信が、大きなパワーとなって作用わが家は月に何回か一家団らんの時間を持つ。
「もっと自信を持ちなさい!」と元気づけるよりも先に、お父さん、お母さん、まずは子どもに精一杯の愛情を注いであげてください。
一挙一動をおおげさにほめると「野心」が育つ親がほめてばかりいたら、子どもは甘えん坊の弱虫になるのではと考えていませんか。
野心家と甘えん坊はまったく正反対の性格のように感じますが、実はほめて育てられた子どもほど、野心家に育つものなのです。
お子さんが赤ちゃんだった頃のことを思い出してください。
初めてハイハイをしたとき、両親そろって大喜びをしたのではありませんか?つかまり立ちをしたら、早く歩いてほしいと願い、よちよち歩き始めると、子どもをほめて、「ほらここまで」とさらにたくさん歩くことに期待したでしょう。
子どもは親がほめてくれたこと、大喜びしたことで、「うれしい」という感情を抱きます。
そこでもっとほめてもらおうとたくさん歩いたり、別のこともできるようになったらたくさんほめてもらえるのではないかと、新しいことに挑戦していくのです。
こうして今まで子どもの中に存在していなかった、「野心」が生まれてきます。
そしてその野心はまた次の野心を生み出し、ほめられたいという感情を満たしてくれる親がいるから、さらに野心的に行動する。
この好循環が、子どもを成長させていくのです。
どんな些細なことでもいいのです。
子どもをほめてほめてほめ抜いてあげてください。
赤ちゃんのときだけでなく、小学生になっても、中学生や高校生になっても、何かいいことを一つ見つけて、毎日ほめてあげましょう。
高校生の男の子なら、「ふん!」といって、そっぽを向いてしまうかもしれません。
でも、内心では親にほめられたことを喜んでいるはずです。
「こんなことでほめるなんて、親バカだよ」などといいながら、心の中では、「ぼくの力はこんな程度じゃない。
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